中古物件|内見で見るべきポイントとは?注意点とチェックポイントを解説します。
2021.05.02
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中古物件の中を実際にご覧になられたことはありますか?実際の内見で中古物件を見た際の、見るべきポイントと注意点をいくつかご紹介します。
初めての物件内見は、どこを見ていいか何を確認しなければいけないのか分からない人も多いでしょう。
大きな買い物ものなだけに不安なこともあるので、営業担当者に希望条件と検討基準をしっかりと伝えて、自分にとってより良いサポートをしてもらいながら内見を重ねていきましょう。
そうしたらだんだんと、見るべきポイントがわかってきますし、不安なかたは事前にチェックポイントを確認してリストにしておくことで安心して現地で内見ができます。
そうしたらだんだんと、見るべきポイントがわかってきますし、不安なかたは事前にチェックポイントを確認してリストにしておくことで安心して現地で内見ができます。
ただ、いざ内見に行くと見通しがちな点がたくさんあり、あとから見ておけばよかったと後悔する方もいます。それを防ぐためにも、事前に見るべきポイントと注意点を確認してから内見に備えましょう!
目次
内見前に確認することは?

まずは内見時のチェック項目を検討する前に、自分と家族が住みたい家の希望条件を整理して、優先順位をつけておきましょう。
現地に行った時の比較検討の材料として、現在の間取り・広さ・収納スペースを確認し、新居ではどのくらいのものを希望しているのか条件を洗いなおすことで、スムーズに内見を進めることができるでしょう。
優先順位に沿って検討すると、気になった物件に希望に沿わない部分があった時に、検討余地があるか、それともリフォームをすれば解決する内容なのか、またその費用はいくらで資金は出せる範囲内なのか、具体的な検討材料を見つけ出すことができます。
またそれに伴って、資金計画も忘れずに立てておくことが必要です。いざ資金が必要となった時にいくらまで出せるのか、限度額がいくらなのか冷静に判断することができますので、資金面はあらかじめ計画を立てておきましょう。
中古物件には、空室の場合や居住中の場合もありますので、居住中の場合は売主様が立会いのもと内見をするためゆっくり 見れないことがあります。
そう何回も何回も内見には行けることではないので、余裕をもって事前に注意点とチェック項目を把握して現地で内見するまでに備えておきましょう。
内見時に見るべきポイント
内見とは、売り出し中の中古物件を見学することを言います。中古住宅を選ぶメリットは、気になる物件を事前に見れることがひとつの利点と言えます。
また、マンションを買うということは大きな買い物ですし、長くその場所に住むことになるでしょう。実際にその家、その地域に住むことをイメージすることが大事です。
室内に関しては正直、リフォームでいくらでも納得できるきれいな住まいになりますので、それより周辺環境や利便性がご自身・ご家族のライフプランに合うかチェックすることが必要になるでしょう。
では、実際に現地へ行ったときどんな点をチェックしたらよいのか注意点とポイントを見ていきましょう。
<外観・共用部分>
築年数やマンションの管理状態にもよりますが、外壁にひび割れなどの損傷がないか、また電気やエレベーター、掲示物やゴミ置き場などの共用部分を確認しておきましょう。
ひび割れは雨漏りの原因になりますし、水分がシロアリの被害要因になります。また、きちんと管理が行き届いているマンションは築年数は経っていてもある程度きれいな状態がたもたれているはずです。
マンションの雰囲気、廊下にゴミは落ちていないか、明るさや聞こえてくる生活音、匂い、住居者のマナー面など色々な情報が肌で感じれるとれますし、古いけど管理されているなという建物は目視でもわかるかと思います。
管理組合がしっかりと運営しているか、大規模修繕は行われているか、管理費・修繕積立金の残高はどのくらいあるか、これらは資産価値にも大きく影響してきますので、これは一般的にどうなのか?と基準がわからない方は、担当者に率直に聞いてみましょう。
<室内>
間取り、広さ
実際に住む人数、ライフスタイルに合わせた間取りになっていますでしょうか?資金面に余裕があれば、間取りはリフォームである程度変えることができるので広さや設備の場所を確認しておきましょう。メモができるように間取り図を印刷したものを用意して書き込めるようにしておくといいかもしれません。
風通し
空間に2つ以上の窓はありますか?例えばまっすぐにリビングから玄関まで風の通り道があるような空気の入口と出口が向かい合わせだとととてもいいでしょう。風通しのない環境ですと、湿気がこもりやすく冬の結露や梅雨の湿気でカーテンや壁紙にカビが生えるといった、家の痛みの原因になります。出来たら内見時に実際に窓を開けてみて風通しを確認してみましょう。
ただし、道路に近かったり風が強すぎると音と風量が気になって窓を開けにくいこともありますので、立地にも注意して物件を探しましょう。
騒音
戸建てとは違い、たくさんの人が集まって住むマンションですから居住者間の様々なトラブルが発生しやすいです。その中でもトラブルの発生原因として「生活音・騒音」といった音に関するものが多いでしょう。
騒音トラブルは、住居者間の信頼関係によっても大きく変わりますし普段から近隣と交流がある場合は、大きく問題にならずに済むこともあります。
ですが、あらかじめ騒音がどれくらいのものなのか事前に把握して検討しておきたいものです。マンション内で行事がよく行われていたり、コミュニティが多いマンションは、掲示板などに騒音に関する対策や注意喚起などが貼られているのをみうけます。掲示がある場合は、そのマンション内で「騒音がある」ということでしょう。内見の際は、掲示板もよくチェックしておいた方がそのマンションの雰囲気も管理体制もよくわかります。
実際に住んでみないとわかりづらいこともありますが、売主さんがいたら是非聞いてみるのもひとつの手でしょう。
購入を考えている部屋の騒音が気になる場合は、想定される時間帯の隣室の話し声や上階の足音など、聞こえたら耳をすまして確認をしておきましょう。
また、契約の際に説明されます、重要事項説明の特記欄に騒音について記載がある場合や、そのマンションが楽器使用可能でしたら、何時~何時までの使用制限ありであったりと、使用規則を確認する必要があります。
購入前に具体的にどうしても気になる場合は、担当者に問い合わせて調べてもらうといいでしょう。
眺望・陽当たり
眺望に関しては、ベランダに出て外の景観を確認しましょう。周りのマンションやビルに囲まれて暗かったり、前面に建つ建物との距離はどれくらいあるでしょうか?窓から見える景観は、実際に見ることで許容範囲なのか肌で感じることが大切でしょう。併せて、部屋の向きや陽当たりも見ておきましょう。
床・柱のゆがみ
床は傾いていませんか?床や柱の歪みは窓や扉が開閉しにくいといった不具合をおこします。スリッパをはかずに室内を歩いてみると傾きがよく分かるかもしれませんあまりの傾きである地盤改良などといった大規模修繕が必要になってくるでしょう。
収納
間取り図を見ただけでは扉の開き方や高さ・奥行までわかりませんよね。せっかくの新居で収納スペースがなくものが片付かない!ものが出しっぱなし!なんてことは防ぎたいものです。購入後に収納の不満が生まれる前に、実際にみて使い勝手を確認しておきましょう。
収納スペースは、生活動産やライフスタイルに合った使い方が重要です。
一般的に、押し入れ、クローゼット、戸棚、下駄箱、パントリーなど、様々なスペースがありますので、自分の生活に合っているかをイメージしましょう。
一般的に、押し入れ、クローゼット、戸棚、下駄箱、パントリーなど、様々なスペースがありますので、自分の生活に合っているかをイメージしましょう。
それぞれに収納するものは何か、どれくらいの収納量が必要になるか、現在のお住まい状況を見比べて収納目安を考えておくといいでしょう。
なお、押し入れは湿気が溜まりやすいのでカビは生えていないか確認しましょう
ガス・排水の種類
新居での光熱費、水道代は気になりますよね。都市ガスかプロパンガスか?下水道を利用できるか?浄化槽か?によっても料金は変わりますので生活費用を考えるうえで大事なポイントになってくるでしょう。
<周辺環境>
立地・治安・施設などの周辺環境は確認できていますか?
よく利用できそうなスーパーがあったら大変便利でしょうし、駅までの道のりの安全性は特に気になるでしょう。
お子さんがいる場合は、習い事などでかえりが遅くなった時帰り道に一人でも安心して通れるような道か、女性が一人で歩いても安全か、人通りも確認したいところです。
いざというときに、評判の良い病院があったら安心しますでしょうし、今後子供が通う学校が近くにあるか、またその学校が安心して通わせられるところかも治安も含めてよく調べておくといいでしょう。
毎日通う職場へのアクセスは、車を使うか、電車・バスを使うかによっても選ぶ立地はかわってきますし、毎日通うところですから重要なポイントになってくるでしょう。車を使用する方はマンションに駐車場が併設されているか、なければ近くに駐車場を契約できる場所があるかを確認しなければなりません。
よく出かけられる方は、アクセスしやすい沿線が多数あったらなお良しでしょう。
飲食店があったり、自分にとって利便性の良い場所か昼と夜でも雰囲気や感じ方は違ってきます。まずは、その時間帯に足を運んで、実際に目で見て肌で感じてみることをおススメします。
内見時の注意点

内見の際は、空室の場合や居住中の場合もあります。
空室の場合
部屋の隅から隅まで状態を確認することができます。細かい傷や設備の状態を確認して、お持ちの大型家電や家具が入るかサイズを測ってみましょう。間取り図に部屋のサイズをメモしておくと損はないでしょう。
居住中の場合
荷物も家具も置いてありますので隅から隅まで見れないことがあります。ものが置いてあり細かい傷など設備の不良確認がしづらい点もありますが、家具があることで実際の生活イメージが付きやすい利点もあります。
売主が立ち会うこともあるので、見たい箇所を素直に伝えて見せてもらったり、思い切って家の事や近隣のこと、街の様子など気になることはどんどん聞いてみましょう。内見だけではわからない気づきがたくさん得られるはずです。
荷物も家具も置いてありますので隅から隅まで見れないことがあります。ものが置いてあり細かい傷など設備の不良確認がしづらい点もありますが、家具があることで実際の生活イメージが付きやすい利点もあります。
売主が立ち会うこともあるので、見たい箇所を素直に伝えて見せてもらったり、思い切って家の事や近隣のこと、街の様子など気になることはどんどん聞いてみましょう。内見だけではわからない気づきがたくさん得られるはずです。
ただし、売主が“この人には売りたくないな”と思われるような発言やデリカシーのない質問には十分気を付けましょう。
また、内見の段階では、まだ契約できるかわからない段階でもありますので、金額的な面や契約ごとは担当者に相談し、ある程度絞り込んでから購入の意思を高めて、また改めて内見の機会を設けてもらいましょう。
内見は一人で行くのもいいですが、もし同居者がいるかたは是非複数人で内見することをおススメします。
複数人の方が、一人では気づけなかった気づきがあるでしょうし、冷静に判断することができるでしょう。実際行ってみると、気になる箇所が多くて後から見ておけばよかったという点がたくさん出てくるものですので、一人で不安な方は希望条件を共有したうえで複数人で内見しましょう。
一人の方は、事前にチェックシートを作り確認箇所の抜け漏れがないようにしておくのもてかもしれませんね。
その他の注意点として、新居でも使いたい大型家電や家具が入るかサイズを測っておくことで事前にそれらが収まるか確認することができますまた、みおとしがちな家具を入れる導線なども見ておきましょう。
築年数はもちろん実際に住んでいた部屋ですから、その影響は見た目に現れます。
そのままの状態で住むのか、リフォームをして住むのか。また、リフォームはどこまでするのか。実際に住むイメージをしっかり持つことで見るポイントは変わってくるでしょう。
全面的にリフォームをするなら、構造的にどこまで希望のリフォームができるのかの確認が重要になりますし、購入してから、この箇所は希望通りにリフォームできません。ということになってはおそいので事前に専門の人を連れて最終的に内見をしておきましょう。
どうしても中古マンションは人が住んだ後ですし、思っていたより使用感があって汚く感じるでしょう。
傷ももちろんありますし、リフォームも検討したうえで見ることをおススメします。
傷ももちろんありますし、リフォームも検討したうえで見ることをおススメします。
また、個人で箇所ごと発注すると手間にもなりますし、それぞれに工事費・手数料がかかり思ったより予算オーバーになる恐れがありますので、設備だけリフォームして一括して入れ替えた方が断然お得で楽になるでしょう。
リフォームを検討にいれていないかたは、既存の設備に故障がないか確認することが必要でしょう。
故障していたら修理する必要がありますし、修理するより新品を入れた方が安く済む場合がございます。
不動産会社の中には、中古マンションの紹介+リフォームの提案をしてくれるところもあるので前もって相談して担当者と内見した方が、施工できる箇所はどこか、どのグレード感でいくらかかるなどの資金面のおおよその予想を立てることができるでしょう。
まとめ
たくさんの項目があり大変だと感じるでしょう。ですが、実際に住むことを考えたらここは気になる!という点が自らたくさん出てくると思います。
良い!と思った物件はやはり一般的に人気物件になりますので、すぐにとられてしまうものです。そのため事前準備をしっかりと行い、気になる物件をピックアップしたときに比較検討をしてすぐに動ける状況にしておきましょう。
焦らず冷静に、検討項目を見つけ出し、自分にとってベストな住まいを見つけ出しましょう!
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